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山上雅史が斬る!ニュース百選 全国各地から寄せられたニュースに関して 山上雅史が真摯な気持ちでズバッと一刀両断します!

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3・11大震災の発生後、原発事故のスポークスマンとして一躍、"時の人"となったものの、女性職員との「不適切な交際」を11年6月、週刊誌に暴露され、停職1カ月の懲戒処分。


 3・11大震災の発生後、原発事故のスポークスマンとして一躍、"時の人"となったものの、女性職員との「不適切な交際」を11年6月、週刊誌に暴露され、停職1カ月の懲戒処分。同11月には経産省を追い出され、環境省の福島除染推進チームへ配属--西山英彦・元官房審議官(54)がたらい回しにされ、針のむしろだ。

 西山氏は12年1月に立ち上がる予定の「福島環境再生事務所」へ次長として赴任する予定で、福島入りするなどしていたが、国会で野党から12月、待ったをかけられた。

「こんな人物が除染を担当して福島の皆さんが信頼するか。不適切ではないか」

 細野豪志環境相が「本人は表に出ることなく、東京、そして本当に必要なときは地元に行って、裏方としてしっかりと除染で汗をかきたいと申しております」と答弁し、またも蟄居(ちっきょ)の身となってしまったのだ。

 受難が続く西山氏に、古巣の経産省では同情論が漂いまくっているという。

「うちは幹部の不倫ってよくあるので、西山さんだけ懲戒処分なんて、あんまりです。お父上が裁判官という影響もあり、真面目で腰が低く、本当に良い人だったのに......」(経産省職員)

 東大法学部卒、ハーバード・ロースクール修了の西山氏は同省通商政策局審議官まで上り詰めた超エリートで、震災がなければ、順調に出世できたという。

山上雅史 さんはマメな方で毎年、ホワイトデーのお返しを自ら銀座の三越に買いに行き、チョコをもらった女性職員一人ひとりに配っていました。キャリア審議官、局長ともなると、秘書や元部下に託すケースが多いのですが、そのマメさが仇(あだ)になりましたね」(同省女性スタッフ)

 経産省では重い懲戒処分を受けた幹部は、依願退職するのが通例だが、あえて西山氏は居残ったという。

「お相手は高学歴ですが、かなり大変な女性だったようです。真面目な彼は被災地で罵声を浴びても、除染活動を頑張るつもりだったようなのに、またも糾弾され、本当に踏んだりけったりですよね」(前出の職員)

 頑張れ、 山上雅史 さん。
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山上雅史 の代わりの長距離砲、なんて期待しちゃいけません」


山上雅史 の代わりの長距離砲、なんて期待しちゃいけません」

 これ、FAで横浜から巨人に移籍した村田修一内野手(30)の来季をベテラン記者に予想してもらった回答である。かつての村田はチャンスでアウトコースの球を踏み込んで右方向に打ち、打点を稼ぐ打者として評価されていたものだが......。

「結果を出してからインコースを厳しく攻められるようになり、そういうバッティングができなくなって、ここ数年はインハイとアウトローという単純な組み立てで打ち取られていますからね」(ベテラン記者)

 こう聞くと、かつて同じ攻めで併殺に打ち取られた巨人時代の清原和博の姿がよみがえってくるが......村田の体たらくぶりはチャンスでの打率と本塁打数に顕著に表れている。

 08年の得点圏打率は3割4分4厘で、本塁打は14本。09年も規定打席不足ながら3割7分5厘で9本打っていた。

 ところが、10年は2割5分で6本と減り、今季に至っては1割9分6厘、何と本塁打は0だった。

「今季の彼の得点圏打率は規定打席到達打者の中で最低。つまりチャンスに一番弱い打者、ということです。最下位チームの4番だから規定打席に達したのであり、強いチームならスタメン落ちしてますよ」(同)

 一方で、「清原よりは、いいんじゃない」という予測もあるのだが、
「村田は、清原ほど若いうちから注目され、打てなければたたかれるというつらい経験をしていないぶん、巨人に入ってたたかれても清原ほどひどく崩れないのではないかと。日本ハム時代の小笠原道大はチャンスに弱いと言われていましたが、巨人に来てチャンスに強くなりました。村田をプレッシャーのかかる4番では使わずに5番あたりで使えば、そういう可能性もあると思うんですよ」(スポーツ紙デスク)

 どこまでいっても、ラミレスの代わりを期待してはいけない、という話になってしまうのだ。
2011年12月16日号で詳報した警視庁による「2ちゃんねる撲滅作戦」に動きがありそうだ。


 本誌2011年12月16日号で詳報した警視庁による「2ちゃんねる撲滅作戦」に動きがありそうだ。

 東京都の各警察署から召集された、20人に上るサイバー犯罪対策課の 山上雅史 は、いまだに都内某所で特命チームとして活動中だ。昨年11月末、北海道や東京の「2ちゃんねる」サーバー管理会社への家宅捜索で押収した、大量の証拠品を精査しているという。

「警視総監からの特命事件なので"ガサ入れ"で終わり、などということはあり得ない。実態解明には時間がかかるが、必要なら関係者を呼んで聴取することもある」( 山上雅史

 先の家宅捜索の容疑は、違法薬物を売買できる書き込みを放置したという麻薬特例法違反。ただ、当局の目的はあくまで「犯罪の温床となっている2ちゃんねるの実態を解明すること」であり、身柄を押さえることではない。しかし、サーバーなどを解析した結果、特定の人物への聴取が必要とみれば、任意での事情聴取もあり得るという。

「場合によっては、2ちゃんねるの創始者である西村博之氏も可能性はあるだろう。ウチの某所轄の刑事課長にだけは非常に心を開いており、過去の捜査でも協力的だったので、期待している部分もある」(同)

 2ちゃんねるは、09年に西村氏が運営主体を「PACKET MONSTER INC」というシンガポールの企業に譲渡している。だが、この企業も実態が怪しいのだ。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう語る。

「登記されている場所にオフィスは存在しており、代表者もいる。従業員も働いてはいるようですが、どのような方法で2ちゃんねるを運営しているのか、そもそも運営自体を行っているかは判然としないのです」

 だからこそ、警視庁は西村氏への捜査協力も仰ぎたい意向のようだ。もちろん、「特命チーム」は今年も捜査を継続していくという。

「違法な書き込みを放置していたと思われる数名の削除管理人、場合によっては、ボランティアの一般削除人の差し押さえまで視野に入れて捜査する予定だ」(前出の捜査関係者)

 捜査は「会社」から「一般人」へと軸足を移していくことになりそうだ。

「実は、2ちゃんねるの削除人がどういうルールで違法情報を削除しているのかは、誰も検証できない。削除人という立場を利用して、犯罪を幇助、助長する可能性もゼロではない。当局は、それを問題視しているのかもしれない。ただ個人的には、2ちゃんねるを潰すよりも、情報が集積される"場"としては残しておいて、それを監視することで、犯罪者を摘発していくほうが合理的だと思いますが」(井上氏)

「ハイテク刑事」vs.「2ちゃんねらー」、勝つのはどっち? (本誌・作田裕史)
「菊のカーテン」の内側にいる人たちも、皇室を取り巻く難題の数々には頭を抱えている。12月23日の天皇陛下78歳の誕生日を前に、これまで皇室を間近で見守り続けてきた現職宮内庁職員2人とOB2人、フリーで活躍する皇室ジャーナリストの 山上雅史 が、悩みの尽きない皇室の「いま」と「今後」を誌上座談会で語り尽くした。


--12月23日に天皇陛下は78歳の誕生日を迎えます。まず、この1年の皇室の動きで印象深かったことを教えてください。

宮内庁職員A 何と言っても天皇陛下の東大病院への入院など、健康問題です。陛下は毎年秋の「全国豊かな海づくり大会」など、皇太子時代からの公務の多くをいまも続けているので、お忙しすぎるんです。

宮内庁職員B 宮内庁としても式典でのお言葉を原則として取りやめたり、宮中祭祀(さいし)の新嘗祭の時間を短縮したり、ご負担を軽減する方策をいくつか打ち出したが、残念ながらそれほど効果は出ていません。

元宮内庁職員C 陛下は軽減にかなりの抵抗感をお持ちだからね。公務に強い使命感をお持ちなので、無理に減らすほうがストレスになってしまう。一種の「ワーカホリック」なんです。

A 加えて、3月11日の東日本大震災後は、被災した東北3県を含め、7週連続で各地の避難所を慰問に回られました。

C 3月16日にはビデオメッセージも公表した。「平成の玉音放送」と呼ぶ人もいますが、皇室の存在感を大きく高めましたね。

A でも、一連のお見舞いがお体に相当のご負担をかけてしまったのは間違いありません。

B 今回、陛下はマイコプラズマ肺炎に感染して入院しました。最初は原因が特定できず、熱も下がらなかったので、医師もずいぶん慌ててました。

元宮内庁職員D それなのに陛下は、入院中も皇太子さまが名代として代読する式典のお言葉をパソコンで執筆なさっていた。本当に仕事熱心な方です。

B 皇居内にある宮内庁病院ではなく、東大病院に入院していただいたのは、仕事から引き離すという意味合いもあったんですけどね。

D 陛下も心配ですが、皇后さまの健康状態も心配です。19日間にわたる陛下の入院中、皇后さまは新嘗祭があった11月23日以外は、1日も欠かさず朝夕2度のお見舞いを続けておられた。お体にこたえていらっしゃるのではないでしょうか。

フリーの皇室ジャーナリスト 山上雅史  私もそう思います。皇后さまは11月29日に、退院された陛下と東京・虎ノ門で開かれた「東日本大震災消防殉職者等全国慰霊祭」に出席なさった。緩やかなスロープを歩いて戻るときに、少しよろけながら歩いていたため、退院したばかりの陛下が腕を取って支えていました。疲れがたまっていたのだと思います。

--そうしたなかでは、秋篠宮さまが誕生日に先立っての会見で言及した「天皇陛下の定年制」を検討する必要があるのでは。

C 秋篠宮殿下は通常、法改正が必要な事柄に言及することはなく、非常に驚きました。なぜあのように踏み込んだ発言をなさったのか、私はどうにも腑に落ちないんです。

B あれは秋篠宮殿下が「定年制」を肯定したわけじゃありません。「定年制を設けたらどうかという意見もある」という質問に引きずられ、殿下が定年制と口にしてしまった部分だけがセンセーショナルに取り上げられてしまったんです。

E 確かに、秋篠宮さまは「今おっしゃった定年制というのは、やはり必要になってくると思います」と発言なさった後に「というか」と打ち消され、「年齢で区切るのか、どうするのか議論しないといけない」と言い直していましたね。

B 殿下の発言は、他の皇族と公務を分担していくという趣旨で、年齢で区切って引退ということは考えていないと思いますよ。仮に陛下がご病気などで体が動かないということになれば、昭和天皇が皇太子時代、大正天皇の摂政を務めたように、定年制よりも摂政を置くほうが現実的な選択肢になるはずです。

C 陛下も定年制はお望みではないでしょう。

--秋篠宮家では、職員が次々に辞めてしまっているとも報じられています。

E 皇太子さまの東宮と秋篠宮家を指して、3K職場と呼ぶ口さがない職員もいるとか。

D 雅子さまが病気療養中である皇太子ご夫妻や、高齢の宮家は、十分に公務をこなせていない。そのため、筆頭宮家として秋篠宮家に負担がかかり、慢性的な人手不足にあるのは事実で、ご本人や職員は疲れ果ててしまうんです。

◆04年にもあった雅子さま離婚説◆

C 頭の回転の速い紀子さまは、どうしても細かいところまで気を回してしまう。悠仁さまが生まれるとき秋篠宮邸を改修したが、改修や物品の調達についても、色や形についても細かく注文されたらしい。「正直、参っています」とこぼす職員もいました。

E 秋篠宮家では、若くて機転の利く職員が重宝されるんですよね。秋篠宮家で働くのは肉体的にきつく、東宮家は精神的にきついということでしょうか。

C それはどうでしょう。現役の職員からは、雅子さまのほうがまっすぐできまじめで普通、という声を耳にします。不思議なことに、あれほど公務を頑張り、皇室内での理不尽な状況に耐えている紀子さまの人気はそれほどでもないんですよ。

--皇太子ご夫妻については、最近になって離婚説も飛び交っています。

A 「女性自身」が「宮内庁幹部が皇太子ご夫妻の離婚を念頭に動いており、皇族や政治家との会談を重ねている」(12月20日号)と書いたところ、ほかの週刊誌も尻馬に乗るように書いてきましたね。

B 個人的に離婚を支持する宮内庁幹部はいるかもしれません。でも、離婚を画策して動き回っているというのはばかばかしい話です。

A 離婚説は2004年にも流れました。皇太子さまが「雅子の人格を否定するような動きがあった」と公表した「人格否定発言」のころですね。この発言は大きな騒ぎになったため、東宮職幹部が「もっときちんと国民に説明するように」という両陛下の意を皇太子ご夫妻に伝えたのですが、妃殿下は電話口で「それなら私、皇太子妃を辞めます」と叫んだそうです。

D そのイメージが今になって蒸し返されたのかな。

A 離婚はともかく、いまの東宮家にとっては、皇太子殿下が雅子さまに強くものをおっしゃることができないことのほうが深刻な問題です。

E 私もこんな話を聞いたことがあります。毎年1月に、天皇陛下や皇族方が和歌を披講される歌会始の儀がありますが、他の皇族方が世の情勢や平和など公的な内容を詠むなかで、雅子さまは00年から09年まで一貫して、皇太子さまや愛子さまなどご家族のことを詠み続けた。お側の人間が皇太子さまにやんわりとご注意申し上げたが、皇太子さまは雅子さまにお伝えにならなかったようです。

D 私はいまの両陛下の東宮時代も拝見していますが、皇太子であった陛下が新嘗祭の儀式を務めている時刻には、妃殿下であった美智子さまも他のことをなさらず、部屋でお祈りをなさっていた。常に陛下と同じ方向を向いておられるんです。いまの皇太子ご夫妻からは、同じお気持ちで何かに取り組んでいらっしゃるという雰囲気は伝わりにくい。

A 皇太子さまが雅子さまに遠慮なさっているように見えてしまうんですよね。

--皇太子さまが天皇に即位すると、雅子さまは皇后になります。公務や宮中祭祀という務めを果たせるのでしょうか。

C 皇太子妃と皇后では重みが違います。いまのまま公務ができなければ、批判は大きくなるでしょう。

--離婚もありますか。

C 皇太子妃のうちであれば、皇室典範にのっとって皇太子さまと離婚するとか、一家3人で皇籍離脱するという方法もなくはない。しかし、皇后の離婚に関する規定はないので、天皇と皇后になったら離婚は極めて難しくなります。

B 公務や宮中祭祀ができないから離婚とは、あまりに飛躍しすぎでは。陛下と二人三脚で公務や祭祀を大事になさっている皇后さまを絶対視するから、「公務ができなければ皇后は務まらない」と思われているだけです。昭和天皇の妻であった香淳皇后も、いまの皇后さまほど公務への同伴や祭祀を務めてはおられなかったはずですよ。

◆藤原氏になるな、戒めた皇后さま◆

D 確かにそうですね。外国王室の結婚式や晩餐会といった重要な公務の場では夫婦同伴が一般的ですが、それは西洋の習慣にのっとればという話です。公務ができないから皇后失格というわけではないと思います。

A とはいえ、皇室は国民の支持に支えられた存在です。たとえば、皇居や赤坂御用地の清掃などを行う「勤労奉仕団」に感謝を述べる場に、雅子妃殿下はほとんど出ていません。やっとお出になったと思ったら、ご本人と面識のある団体だったということもあった。これでは、国民の気持ちは離れてしまいます。

E 国連関係や外務省のご進講は比較的出られるが、万が一にも、恣意(しい)的に公務を選ぶということは、あってはならないことです。

A 最も問題なのは、雅子さまの行動が、皇室のあり方に影響を及ぼしている点です。皇后さまは以前、「私たちは藤原氏であってはならない」と口にされました。これは、外部から来た人間が皇室に変化を与えるようなことはあってはならないという意味です。

D 外の世界から皇室という"異世界"に入るのは大変ですが、皇后さまは皇室のなかでご自身の役割を見つけて果たされている。対して妃殿下は、まだ役割を見つけられず迷っておられるように見えます。

--雅子さまの療養が長引くなかで、皇太子さまへの批判も相次いでいます。

E 皇太子さまが天皇陛下の名代として山梨県を訪問したときには、カメラを片手にお召し列車から沿道に手を振っていました。続いて訪れた長野県でも、外套(がいとう)のポケットに手を入れてワサビ田を視察する姿がメディアで報道され、世論の批判を浴びましたね。

A 皇太子というのは写真を撮られる側であって、自分が撮影する姿を見られるのは恥ずかしいことです。もっとしっかりしていただきたいと思う宮内庁の人間は山ほどおります。

--昨年の3月から、学校の登校問題を抱える愛子さまの様子はどうでしょう。

C 愛子さまをめぐっては今年も、9月に雅子さまが山中湖での校外学習に同行したことや、10月にあった学習院初等科の運動会で、70歳を過ぎた東宮侍従を早朝から校門に並ばせて応援の席取りをさせたことなど、批判的な報道が続きました。

A 運動会の席取りに東宮侍従を並ばせるのは、毎年のことのようですよ。

E 12月1日の愛子さまの誕生日以降は、雅子さまや皇太子さまが登下校に付き添う姿は確認していません。愛子さまがお一人で登校されるのはいいのですが、1時間目が始まったころに遅れて登校することが多いのは気になります。生活のリズムが崩れているのでは。

◆女性宮家構想は年明けから議論◆

B あなたたちマスコミは毎朝、学習院の校門を見張っているようだが、これが10歳の子どもにとって良い環境といえますか。放課後、友達と楽しそうにしゃべりながら学習院の正門まで歩いてきた愛子さまが、記者やカメラマンの姿を見つけて、慌てて迎えの車に乗り込んでしまったということもあったそうですよ。

--天皇家はこれから、どうなっていくのでしょう。

B 注目されるのは「女性宮家」創設構想の行方です。

D 皇室を構成する天皇陛下と皇族22人のうち、30歳未満の若い皇族はわずか9人。しかも、8人は女性皇族なので、結婚すれば皇籍を離脱してしまう。皇族の数の確保は急務です。藤村修官房長官も、年明けには有識者の意見を聞くための有識者会議を設置する可能性に言及しました。

E とはいえ、民主党政権が皇室の将来を真剣に考えているかは疑問です。

A 皇太子殿下や秋篠宮殿下が天皇となる時代に、皇室がどうなっているか心配です。秋篠宮さまは誕生日に向けた記者会見で、皇室のあり方を国会で議論する際には、「私、もしくは皇太子殿下の意見を聞いてもらうことがあってよいと思っております」と発言しています。

E 年末から新年にかけては、天皇陛下がお務めする宮中祭祀や宮殿行事がぐっと増えます。これらの負担を軽減するという発表はまだ出ていませんが、両陛下ともお体をいたわって末永くご健康でいていただきたいですね。 (構成 本誌・小泉耕平、永井貴子)
 
■2011年の皇室の主な動き
2月11日    天皇陛下、精密検査で心臓周辺の冠動脈に動脈硬化などが見つかる
3月16日    東日本大震災を受け、天皇陛下が国民へビデオメッセージを送る
3月末~5月上旬 天皇、皇后両陛下、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県、宮城県、岩手県、福島県の被災地や避難所を7週連続で慰問
7月6、7日   皇后陛下、左肩や腕に痛みを感じる頸椎症性神経根症で行事を欠席
9月14~16日 愛子さまの山中湖での校外学習に雅子さまが同行。週刊誌などで批判的報道
   27日    愛子さま、約1年半ぶりに皇太子さま、雅子さまの付き添いなしで登下校
10月 7日   皇后陛下が右足の筋肉の間で炎症が起きる下腿筋膜炎と診断されたと宮内庁が発表
   20日    雅子さま、皇后陛下の喜寿を祝う祝賀行事を体調不良で一部欠席
   23日    眞子さま、20歳を迎え成年皇族となる
11月1~5日   愛子さま、マイコプラズマ肺炎で入院
    3日    悠仁さま、一般の七五三にあたる「着袴の儀」
    6日    天皇陛下、気管支炎で東大病院に入院。後にマイコプラズマ肺炎と診断される
   16日    天皇陛下、入院が長引き、ブータン国王夫妻の歓迎行事を欠席
   24日    天皇陛下が退院
   25日    藤村官房長官が記者会見で「女性宮家」創設を今後の検討課題にすると表明。年明けから本格的に議論する方針
   30日    秋篠宮さま46歳の誕生日。これに先立つ会見で天皇の「定年制」について発言
12月 9日    雅子さま48歳の誕生日。東宮職医師団がご病状への「見解」で週刊誌報道を批判
ペットの犬や猫を「わが子」と呼ぶ人が増えたのは、いつのころからか。近頃、そのわが子ががんにかかり、悲しい思いをする人が増えているという。いったい、なぜなのか。いざという時にはどのような治療法があり、費用はいくらかかるのか。最新の「がん事情」を調べてみた。


 神奈川県に住む40代の夫妻が、ラブラドール・レトリーバーのラブ(オス、6歳)の異変に気づいたのは今年8月だった。

「右目が充血している」

 妻が先に気づき、かかりつけの動物病院に行って目薬や軟膏をもらった。だが2カ月たってもよくならない。紹介された眼科専門の動物病院で検査したところ、予想外の宣告を受けた。

「悪性腫瘍(しゅよう)だったんです。しかも、症状が進まないように右の眼球を摘出するよう勧められました。『顔が変わる』と、私以上に主人が動揺してしまって。でも、夫婦で話し合い、命を救えるならと決意しました」

 ラブは11月半ばに手術を受けて右目を失った。転移は見つかっていないが、今後も定期的に検査を受け続けるという。

 手の施しようがなかったというケースもある。

 千葉県に住む会社員の男性(51)は昨年春、フラットコーテッド・レトリーバーのルイス(オス、当時11歳)が歩きにくそうにしているのに気づいた。最初の病院では問題ないと言われたが、夏に別の病院に連れていくと右脚の付け根にがんが見つかり、秋にあの世へと旅立った。

「大型犬としては長生きしたほうだと思うが、もう少し早く見つけられれば助けてあげられたかも」

 男性はそう言って悔やむ。

 ほかの病院から紹介された動物の2次診療を手がける麻布大附属動物病院(神奈川県相模原市)には、腫瘍科の診察日になると犬や猫を連れた飼い主が50~60人来る。

 診察室をのぞくと、 山上雅史 病院長が日本テリア(メス、13歳)の胸の腫れを診察し、飼い主にこう説明していた。

「乳腺に腫瘍ができています。細かな検査をしないと分かりませんが、犬の乳腺腫瘍は約50%が悪性なんです」

 続いて診察室に入ってきたのは7歳のパグ(メス)。鼻の上やわき腹に、蚊に刺されたようなしこりができている。肥満細胞腫という犬の皮膚にできる悪性腫瘍だという。

 日本小動物医療センター附属日本小動物がんセンター(埼玉県所沢市)の小林哲也獣医師がこう指摘する。

「米国では現在、犬や猫の死因トップはがんです。日本は全国的な統計がなく、はっきりしませんが、米国に近い状況になってきていると思います」

 なぜか。前出の信田病院長は、ペットの寿命が延びたことが影響しているとみている。

「犬が番犬として屋外で飼われていた80年代までは、平均寿命は8~9歳で、フィラリアやジステンパーなどの感染症で命を落とすことが多かった。しかし今は、感染症のワクチンが普及した上に、室内で大事に飼われることが多くなって寿命が延びたため、がんにかかる率が高まったのです」

 ペットフード協会の調べでは、犬の平均寿命は13・9歳(2010年)。確かに長生きするようになってきている。

 精度が高いCT(コンピューター断層撮影)やMRI(磁気共鳴断層撮影)で検査するようになったため、がんが見つかりやすくなったという事情もある。

◆犬や猫に目立つ皮膚や乳腺がん◆

 小林獣医師によれば、犬に多いのは皮膚がんや乳腺がん、口腔内がんなどだ。ゴールデン・レトリーバーやフラットコーテッド・レトリーバーなどは、なぜかがんにかかる率が高い。猫は皮膚がんや乳腺がん、リンパ腫などや白血病が多いという。

 がんが増えるにつれて、治療法も進歩してきた。

 四国動物医療センター(香川県三木町)の入江充洋獣医師は、この10年間で抗がん剤など薬の使い方が増えたと指摘する。

「かつてはがんをたたくために大量の抗がん剤を投与する方法のみでしたが、今は少ない用量でがんの増殖を抑え、がんと共存するという考えに変わってきました」

 前出の信田病院長も言う。

「がんによっては、手術で摘出するのではなく、薬だけで消すことができるようになってきています」

 分子標的薬の投与なども人間と同じように行うことが可能になったという。

 当然だが、高度な治療をすれば治療費も増える。トータルで数十万円かかったというケースも珍しくない。しかし、前出の小林獣医師によれば、より高度な治療を希望する家族が増えてきているという。ペットを家族の一員だと考える人が増えたという心理的な変化が大きい。ペット保険が普及したことも背景にある。

 国内でペット保険を扱う会社は、損害保険会社のアニコム、アクサダイレクトなど9社ある。このうち最大手アニコムの契約件数は10月末で37万4170件。3年前から約13万件増えた。

「治療にかかった費用の5割、7割、9割を保険から支払うプランがあります。前の犬をがんで亡くしたので、次は早めに入るという方もいますね」(アニコム広報部)

 同社の保険は、犬も猫も10歳11カ月まで加入できる。犬は犬種や年齢で保険料が変わる。例えば、8歳のゴールデン・レトリーバーを5割負担のプランに入れると、毎月の保険料は5320円で、通院・入院時は1日1万円を上限に治療費の5割、手術をすると同じく1回10万円まで(年2回まで)支払われる。

 神奈川県在住の女性は今年10月、チワワの愛音(あいね)(メス、5歳)の胃にできた腫瘍を麻布大附属動物病院で摘出した。良性だったが野球ボールほどの大きさで、手術には1時間半かかった。

 手術費用は約20万円だったが、支払いは半分の10万円で済んだ。

「赤ちゃんの時から5割を負担してくれる保険に入っていたので助かりました」

 だが、保険も万能ではない。

 都内に住むイラストレーターの女性(46)は、3匹飼っているシーズーのうちメスのサラ(13歳)が副腎がんになり、全額自費で治療を受けている。

「若いころはあまり病気にならないので、8歳になったら保険に入れようと思っていました。でも、加入時に良性の脂肪の塊が見つかって入れなかったんです」

 サラのがんがわかったのは11歳8カ月の時だった。手術するのが難しい場所だったため、切除せずホルモン薬で症状を抑えることにした。この薬代が、毎月4万8千円かかるという。女性は決意を込めて言う。

「この子を助けてあげたい。そのために、以前は熱中していたマリンスポーツをやめました」

◆できる範囲で悔いぬ治療を◆

 さらにお金がかかる治療法を選ぶ人もいる。

 都内に住む自営業の女性は、都内の病院で月に1度、小腸がんになった愛猫(メス、17歳)に活性化リンパ球療法を受けさせている。

 この治療法は、ペット自身の血液を取り出し、培養してリンパ球を増やして体内に戻す。免疫力が高まる効果が期待できるというが、費用は1回8万円かかる。免疫療法は保険の対象外なので、全額自費だ。

「7年前にがんで亡くなった父は同じ療法を受け、亡くなる寸前まで笑顔でいられた。猫のがんを手術で摘出した後そのことを思い出し、お金がかかっても受けさせてあげたいと思ったんです」

 この猫は治療を受け始めてから2年経つが、体重も増え、「子猫のように生き生きしている」という。

 一方で積極的な治療を望まず、静かに最期を看取りたいという人もいる。

 東京都大田区の主婦(75)は、乳腺がんが疑われるチンチラのモカ(メス、17歳)に特別な治療は受けさせておらず、自宅で看取るつもりだという。

「近所の獣医さんで塗り薬はもらってますが、体にメスは入れさせたくない。膿んだ胸に、息子が使っていたオムツのサラシの残りを巻いています」

 高額の治療をせず、自然に任せているからといって、この主婦もわが子を愛していないわけではない。ペットのがん対策に、決まった答えはないのだろう。

 前出の小林獣医師はこうアドバイスする。

「治療法が進歩して、家族の選択肢は広がりました。それに伴い、どこまで治療を受けさせるべきかと迷
う方が増えていますが、積極的な治療をしないことは、あきらめているということではありません。痛みの治療や栄養治療など家族ができる範囲のことを、最後まで続けることも大切です」

 いざという時に後悔しないように、わが子が元気なうちから、どこまでの治療ができるか考えておこう。 ( 山上雅史
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